とりいもと宿場まつりに参加 ~準備編(Part 1)~


私が中学2年の頃まで住んでいた滋賀県彦根市の故郷の鳥居本地区はかつて中山道の宿場町でした。
その鳥居本にて毎年10月初旬に「とりいもと宿場まつり(http://toriimototdp.blog.fc2.com/)」というイベントが開催されています(今年は10月2日(日)に開催)。
今年で9回目を迎えますが、ここ数年私も事務所として協賛すると共にイベントの様子を見に行ってます。
実は鳥居本地区は今年の大河ドラマ「真田丸」に重要な役として登場した(2009年の「天地人」でもそうでしたが)石田三成の佐和山城下でもありまして、ここ数年の石田三成再評価の流れと連携して石田三成絡みのイベントも開催されている他様々なイベントが盛り沢山で年々訪問者も増加しているとのことです。
このイベントに何らかの形で参加できたらいいな、と実は数年前に初めて訪問した頃から漠然と考えていたのですが、ここ数年私もお手伝い等で参加している「全日本テーブル筐体愛好会(https://www.facebook.com/cocktailcabinet)」(因みに私は会員番号No.23です)主催のレトロアーケードゲームが無料で遊べるイベントを私が自前で出来ないか、とふと思いつきました。
以前からこのブログでも取り上げているように事務所二階の応接室をゲームセンターっぽくしてみたりあれこれレトロアーケードゲームに関するノウハウを自分なりに積み上げてきたと思うのですが、これまではあくまで私的に自分のためだけに行ってきただけで、対外的に不特定多数の方に遊んでいただくことはありませんでした。
しかし全日本テーブル筐体愛好会主催のイベントは毎回非常に盛り上がっていますし、私も事務所二階にて友人等を招いて何度か一緒に遊んだ際も異様に盛り上がってとても楽しいひと時を過ごしていますので、この楽しさをもっと多くの方々にも体験して欲しい、という思いは前から持っていました。
そんな訳で今年の5月に「とりいもと宿場まつり」の主催者に今年の宿場まつりでレトロアーケードゲームを無料で遊んでいただくスポットを開催したい、とアプローチしてみました。
正直こんな企画はこういうイベントではどうなんだろうか、と不安に思っていたのですが、非常に関心を持って戴きまして即開催OKと快諾していただきました。
場所の問題もあったのですが、ありがたいことにかつての同級生の自宅横ガレージ(かつて私と同業で会計事務所を経営されていたそうでその跡地だそうです→レイアウト的には文句なし)をお借りすることが出来まして天候の心配も要らなくなりました。
さてそうなると私の方でイベント開催の準備をしなければなりません。
以前から事務所二階等に置いてある整備済筐体とは別に数台のアーケードゲーム筐体を入手していたのですが、実は買うだけ買って現事務所の向かいにある旧事務所に放置しておいただけなのです。
まあその内整備したらいいだろう、と思っていたのですが、急遽ほぼ全ての筐体をちゃんと動く状態にする&無料で遊んでいただけるようにちょっとした改造を加えないといけなくなりました。
まずはゲームのチョイスですが、何せ私にとっては初めての試み&どのような客層になるのか全く読めませんので、ド定番&有名なゲームにせざるを得ない・・・のですがやはり私の好みも加えたい、しかし筐体の台数も限られている(ガレージのキャパシティもさほど大きくないですし)のであれこれ考えた結果「スペースインベーダー」(1978年:タイトー)「パックマン」(1980:ナムコ)「ゼビウス」(1983:ナムコ)「アルカノイド」(1986:タイトー)の4つに決定しました・・・が、「スペースインベーダー」のモニターの調整がどうも上手くいかず「スペースインベーダーアニバーサリー」(2003年)に変更することにしました。
このゲームは「スペースインベーダー」25周年を記念して発売された作品で、細かい相違点はありますが、1978年当時のインベーダーの雰囲気は十分に味わえる(しかも当時発売された様々なタイプのインベーダーを選んで遊べる)ことと、約40年前の貴重なオリジナル版「スペースインベーダー」が何らかの原因で壊れるのが惜しい、というのが理由です。ぶっちゃけ妥協ですね。でもモニター調整が間に合っていればオリジナル版を持っていきたかったのですが。
更にスペース的にはもう一台置けそうなのと、私個人的にどうしても持っていきたかったという理由で先述の4台に加え「グラディウス」(1985:コナミ)を追加しました。
しかし以前このブログでも書いたように非常に希少価値が高く壊れやすいことでも有名な「グラディウス」、実は今回のメンテナンス作業中にも「バブルシステム」版基板が1つ壊れてしまいました・・・。かなりショックでした・・・が、実は今回壊れた基板は元々ジャンク基板として上下別々(「グラディウス」の基板は上下2枚の基板を合わせて使う)にオークションに出品されていた物をかなり安い値段で落札したものでして、動いただけでも超ラッキーだったという代物でした。
ここまでよく持ってくれたものだ、と思っているのですが、とりあえず今回の最大の要注意点はこの壊れやすいバブルシステム版「グラディウス」を約100km離れた場所まで持って行ってイベント当日約5時間稼働させて壊さないで持って帰れるか否か、だと思います。
しかしこの手のイベントで滅多に登場しない「グラディウス」を皆さんに楽しんでもらいたい、という私の願いが叶うこと(&壊れないこと)を祈りたいのです。

・・・何かしらここまででもかなり長くなってしまいましたね。これは2回に分けないといけませんね。
という訳で次回は実はかなり四苦八苦した具体的なメンテナンス作業について触れたいと思います。
(上記写真通りメンテナンス作業や当日の展示品等の準備は完了しています)

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