部屋をゲーセンにした!!(Director’s Cut)





(↑:昨年5月の写真で現在とは少し変わっています)
 ・・・多分2/7に発売されたマイクロマガジン社「シューティングゲームサイド Vol.11」の「部屋をゲーセンにした!!」コーナーを見られてここを覗かれた方もおられるんじゃないか、と思うのですが、あまり更新してなくて申し訳ないです・・・。
 ご多分に漏れずうちも確定申告で繁忙期に突入しつつありますし実は新年早々から会計事務所は1月末提出の書類の作成(法定調書、給与支払報告書、償却資産申告書、それと11月決算法人の確定申告書)で忙しくなっていますので。
 今年は急遽税務調査が入ったりして例年以上に忙しくなりましたね。年末年始はスキーに行ったりで完全休養しましたが、昨年12月はそれに間に合わせるため必死になっていました。
 そんな年も押し迫ったクリスマスイブにマイクロマガジン社のライター様に私の事務所の2階の応接室の取材に来ていただいたのですが、今回はここに至るまでのいきさつを書いていきたいと思います。
 
 この事務所2階の応接室がゲーセン化したきっかけは、事務所を移転したことから始まっています。事務所移転に関しては過去の記事を参照していただきたいと思います。
 結婚して早9年、子供も出来て結婚当初とは随分環境も変わりました。それに伴い結婚を機にリフォームした自宅にも様々な問題が出てきました。
 子供が小学校に通うことになり、子供部屋が必要になったのですが、結局以前応接間として使っていた部屋(先代が自宅兼事務所でスタートした際の事務所だった部屋)を子供部屋として使うことになってしまいました。
 そのためそこに置いていた私の物は全て移動させないといけなくなりましたし、それ以前に来客を迎える応接室がなくなるというのは正直マズい・・・しかしちょうどいいタイミングで事務所を移転することになったので、その2階に応接室を設ければいいんじゃないか、となった訳です。
 で、折角応接室を新たに設けるならそれなりにいいソファを置いて、さてテーブルをどうすんべ、と思った時「昔懐かしのテーブル筐体のビデオゲーム置いてみたら面白いんじゃないか?」と。
 実は以前から1台だけテーブル筐体のビデオゲームは所有していました。「部屋をゲーセンにした!!」の記事では自宅の応接室にテーブル筐体を置いていた、と記載していますが、本当は別の部屋(私の趣味の部屋)に置いていたんですよ。
 当初は子供部屋をその部屋にしようかと考えていたのですが、北西の角の部屋で日当たりが悪い(更には夏は西日の影響でそれなりに暑いし冬は非常に寒い)ので却下されました。まあ趣味部屋まで追い出されずに済んだのは幸いでしたが・・・。
 そんな訳で早速テーブル筐体を調達して置いてみました。予想していた通り非常にいい感じでした。しかし1台だけだと寂しいよな、と感じたので、たまたま部屋が細長かったので奥の空いているスペースにも数台並べてみよう、と思いつきました。
 この手の業務用アーケードゲームを整備したことがある人ならわかると思うのですが、ゲームによって縦画面/横画面が異なる仕様になっていて、ゲームを入れ替えようとすると基板だけでなく画面の縦横も入れ替えなければまともに遊べません。
 それと「アルカノイド」(1986:タイトー)のように特殊なコントロールパネル(レバーやボタンといったゲームを操作する装置:以下「コンパネ」→「アルカノイド」はいわゆる「ブロック崩し」なので「ボリュームコントローラー」(左右にグリグリ回るつまみ状のコントローラー→1・2枚目写真参照)という特殊な装置が必要)が必要なゲームを遊ぼうとするとその都度コンパネも取り替えないといけません。
 筐体が1台だけだと別のゲームを遊びたくなった時あれもこれも入れ替える作業が必要になります。家庭用ゲームのようにソフトを変えるだけで別のゲームが遊べるという訳にはいかないのです。しかしスペースさえあれば複数の仕様の筐体を準備すればこの問題も解決するんですよね。
 そんな訳で1台だけじゃ寂しい+あれこれ取り替えるのが面倒、という2つの問題を一石二鳥で解決してみたら気づけば応接室はゲーセンっぽくなってしまった、という次第です・・・。あくまでもここは「応接室」なんですけどね。
 ちょうど事務所の新築祝いでいろいろな方から戴いたお祝いに観葉植物がありましたのでそれも置いてみたり以前から持っていたアーケードゲームのポスターを額に入れて壁に貼り付けてみたり更には自宅の応接室に置いていた私が趣味で製作していたプラモデルの完成品やフィギュア等(ロックミュージシャン系が多い)をショーケース(これじゃコレクションケースだよなあ)に入れて飾ってみたりすると更にゲーセンっぽくなってしまいました。普通の会社の応接室等にはその企業で扱っている商品や製品、あるいは芸術品や骨董品が並べられているものですが、私の世代ではこれなんじゃないでしょうか。
 さすがにやり過ぎたかな、これはクレーム来るかな、と当初不安にも思ったりもしたのですが、蓋を開けてみると顧問先の皆様、金融機関の皆様、その他来客の皆様には大受けしました。むしろこの発想はなかった、と驚かれた方が多かったような気がします。
 金融機関の支店長の皆様はちょうど私と世代が同じくらいということもあってとても懐かしそうに見られた方が多かったです。しかもこれらが全て昔と同じように電源を入れれば動くというので更に驚かれていたような。ある意味「壮大な一発ギャグ」のつもりでもあったのですが、私の思惑通りだったのでは、と思っています。
 惜しむらくは実は応接室のゲーセン化は事務所移転の計画を立てていた当初は全く計画していなかったということです。本当に気づけばこんな状態になっていた、というのが事実です。
 つまり最初からきちんと計画していればもっと素晴らしい部屋になっていたのではないか、ということです。特に電源や照明に関してはもっと考えておくべきでしたね(空配管やコンセント挿し口、あとガスファンヒーターを置く場所を考慮してガス管口を設置すべきだったetc.)。
 さすがに平日の来客の前では電源を入れて遊ぶ訳にはいきませんが(いや、遊びたいと言われればやぶさかでもないですけど)、休日に遊びに来ていただくのは大歓迎です。
 見ず知らずの方に一般開放する訳にはいきませんが、何かの縁があれば是非来ていただければ、と思っています。
 特にこれらのゲーム機が現役で稼働していた頃の熱い時代を過ごした世代の方と語り合えたらこの上なく幸せなことではないでしょうか。
 毎年のことですが、これから一年で一番忙しい時期に突入しますのでここの更新は滞ると思うのですが、余裕があればまたこの部屋に設置してある個々のゲームに関する思い入れ等の話も出来れば、と考えています。
 またお時間がありましたら覗いていただければ、と思っておりますのでよろしくお願いいたします。

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